アン・ブーリンの音楽帳

今日の横浜は曇り空の一日。

こんな日は家で、ゆっくり、のんびりしつつ、溜まった勉強を進めます。


今川焼きとローズティーという奇妙な組み合わせをお供に☆彡

聴いているのは「アン・ブーリンの音楽帳」。


もともと、古い時代の音楽が好きなのですが、

最近は「王妃の愛した音楽」と、テーマを決めて、少しずつ勉強しています。


さて、アン・ブーリンとは?

16世紀。イングランド王ヘンリー8世の6人いた妻のうち、「最も悪名高き王妃」と言われたアンブーリン。

2008年に公開された映画「ブーリン家の姉妹」も記憶に新しいですね。

ヘンリー8世から寵愛を受けていたアンの存在は、王とキャサリン妃との離婚問題の引き金となり、

そのことから王と教皇との対立まで引き起こし、当時のイングランドは大混乱に陥りました。

アンは見事、王妃の立場となり王女を一人授かりますが(後のエリザベス1世)、

その王女が2歳半の時に反逆罪、姦通罪の疑いをかけられて、ロンドン塔に監禁、処刑されてしまいます。

王にとって王子誕生を見込めない妻はお払い箱…というわけですね。

婚姻生活は、わずか2年半という短いものでした。


激しい気性と賢さで、悪女としてのイメージが定着しているアン・ブーリンですが、

そんな彼女もリュートを巧みに弾きこなす音楽好きの一面があったのですよ。

*リュートはギターのような形をした弦楽器で、中世~バロック期に演奏されていた古楽器のひとつ


10代のころからのお気に入りの楽曲を集めた「アン・ブーリン ソングブック」は、

処刑されるまで彼女の持ち物の中にあったと言われています。

また、このソングブックの中には入っていませんが、『O Deathe rock me asleep(おお死よ、われを眠りに)』は、

アンが処刑の日まで監禁されていた部屋から見つかった詩による曲で、作詩者はアン本人ではないかと言われています。

娘を一人残し、波乱万丈の30年間の人生の幕を閉じるとき。

アンの心の中には何があったのでしょうね。。。


おお死よ、われを眠りに

死が近ずく なすすべもなく

弔いの鐘が鳴る

私の死を報せる音

私には死のほかにはない

死が近ずく なすすべもなく

悲しげな最後の音

私の死を告げる

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